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「五右衛門」来る!!


この作品は東京藝術大学美術科と作曲科の多くの芸術家の卵たちの心の結晶として世に顕れた大猫「五右衛門」です。

雷門一之宮商店会が里親となりまして、今回浅草神社様に奉納させていただきました。

3.11の東日本大震災の支援活動として雷門一之宮商店会では「心ひとつに」をあいことばに物資援助、義援金と寄せ書き、被災地食材の使用と活動を重ねてまいりまして、里親募集で「五右衛門」と出会いました。生徒たちの心の結晶としての「五右衛門」と心ひとつにの活動の趣旨がつながりました次第です。


猫はその昔、ねずみを獲る貴重な動物として馬と同等の値で取引された黄金時代もあったといいます。食べ物屋の多い浅草ではなおのこと守り神的な存在として愛され続け今に至るも、そこここに猫が町を闊歩できる町として繁栄しています。


浅草は招き猫伝説の発祥の地のひとつに上げられます。
花川戸、吉原、今戸、並木町(雷門)と幾つもの伝説を生んでいます。それほどに猫を愛してきた町と言えるのではないでしょうか。
その話のひとつです。
江戸は浅草花川戸に住む貧しい老婆が、暮らしが立ち行かなくなり、親戚の家に厄介になることになりました。可愛がっていた猫を連れてはいけないので泣く泣く手放すと、その晩、老婆の夢に手放した猫が出てきました。
「私の姿をこしらえて祀れば必ず福徳が自由になります」と言いました。老婆は、お告げの通りにしてみるとどうでしょう。生計が立つようになり、元の家に戻ることができました。
 これが「猫の像を造って祀れば福運が来る」と評判になり、ほどなく浅草三社権現付近に、今戸焼の猫を作って貸し出す商売が現れ大繁盛したそうです。猫を借りた者は布団を作って座らせ、いろいろな供え物をし、願いが叶って返すときには金銀を添えたといいます。
(三社権現とは今の浅草神社のことです)


並木町(雷門一之宮商店会の位置する旧地名)の話も類した内容となっています。
しかも雷門一之宮通りは浅草神社の御祭神、土師真中知命の旧宅のあった場所とも言われているところです。
このようなご縁を大切に、より多くご参拝の皆様にお護り猫「五右衛門」に込められた魂と触れていただきたいと奉納させていただきました。



場所は神楽殿のそばに安置します。

何匹の猫の心が結集しているか数えて見られてはいかがでしょうか。

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